全裸で階段から転げ落ちた話
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これは小学生の頃、友達と遊んでから解散した後、家に帰ったときの話です。
母親に、まだご飯出来ないから先に風呂入っておいでーと言われたので、風呂の準備をしたんですね。
風呂も沸けたので、服も全部脱ぎ終わってさあ入るぞ!ってタイミングで着替え持ってきてないことに気づきました。
その頃は、ほんのちょっとだけ反抗期だったということもあり、母親に持ってきてくるように頼むのも何か嫌だなーって思い、悩んだ末自分で持ってくることにしました。
でも、また服を着るのもめんどくさいし、家には母親しかいないんだから、全裸ダッシュで2階の自分の部屋まで行けばいいや、と決めたんです。
行きは、階段を軽やかなステップで2段飛ばしで登って行ったんです。
無事、着替えも入手して帰りも階段を2段飛ばしで降りようと思って、最初の1段目に足をかけた瞬間、やっちまいました。
そうです。ツルッと滑ってしまったんですね。
その瞬間から勢いよく、ズダダダダっ!!と転げ落ちていったのです。
しかも、途中カーブがある階段だったんですが、そのコーナーも難なくクリアして、1階までキレイに落ちていったんです。
そのただ事ではない音を聞きつけ、心配して駆けつけてきた母親。
着替えを握りしめ全裸で苦しんでる僕。
母親の、ちょっと引いた感じの『・・・大丈夫?』は、プチ反抗期の僕のプライドを傷つけたらしく、 僕は「無傷だし!」と怒りながらダッシュで風呂に入っていったそうです。
人は横着するとこんな目に合うのです。