それゆけすすきの風俗探検隊【痴女軍団との遭遇】
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今回は風俗の話だ。
いやもう本当にごめん。先に謝る。
なるべくオブラートに包むけど、多分包めてないと思う。 オブラートの隙間からドバドバ下ネタこぼしながら話すけど、クレームはやめてほしい。
あとこの記事を見ても僕に対して幻滅しないでほしい。 全部嘘だから安心してね。
日本列島をバイクで旅していた頃、この日僕は北海道にいた。
降り立った街はそう、すすきの。
男ならもうこの時点でピンとくると思うが、すすきのとは男の欲望が渦巻く街。
簡単に説明するならば、すすきのは性的サービスが受けられる店がたくさんあるとこだ。 男根ディズニーランドと言われている。
僕はこの時若干20歳くらい。 これまでキャバクラや風俗に行った事がなかった。
でも、すすきのがそういう街だというのは少しだけ知っていた。
これも人生経験だ。
そう思った僕はスマホを片手にお店を探すことにした。
初めて降り立った北海道で、僕は寿司屋でもなく大きなホッケが出てくる定食屋でもなく、人生初となる風俗店を早朝から探しているのだ。
ちなみに人生経験というのは都合のいい建前だ。ただ純粋に行ってみたかっただけである。
この時の僕は企画モノが好きだったんだけど、そんな僕のニーズにマッチするお店が見つかった。
店名:電車ごっこ、しませんか?
即決だった。
僕はそこに向かってバイクを時速320Kmで走った。新幹線はやぶさと同じ速度だ。
ちなみにこの時は朝9時。 お店は朝10時から開いてるらしい。 開店20分前にお店の前に着いたら10人程が並んでいた。
僕を含め、みんなそういうサービスを朝から求めている地獄のような列だった。 人生史上最も下品な列だった。
開店時間になると、お店のシャッターが開き、ボーイさんが出てきた。
ボーイさんは「一人3000円用意して入店してくださーい!」と言った。
みんなポケットからスッと3000円を出して、ボーイさんに渡してお店の中に続々と入っていった。
僕もアタフタしながら3000円をボーイさんに渡し、お店の中に入る。
お店の中はキャパ50くらいのライブハウスみたいになっていた。 フロアには椅子が並べられていて、一番奥には幕が閉じたステージがあった。
一体何が始まるんだ・・・。
僕は椅子に座り、ジッと待っていた。両隣には別の客が座っている。
しばらくすると、どうやら定員になったらしい。 店の外でボーイさんが、この時間は締め切りました、と言っていた。
しばらくすると、店内がジワーッと真っ暗になっていった。
その直後、ステージにスポットライトが当たり、幕がゆっくりと開いていく。
幕が開いたステージは、電車の車内のようになっていた。 車両を半分に切ったカタチ、と言えばわかるだろうか。
本当に電車だぁ~!!
僕は少年のような笑顔になった。
司会の男性が現れ、笑顔で第一声を放った。
「みなさんいらっしゃいませ!!本日はおちんちん電車にご乗車いただき誠にありがとうございます!!」
僕はこの時フフッって笑ったんだけど、周りをチラッと見たら他のお客さんは真顔だった。戦場に行く顔してたよ。
「これより皆様には、おちんちん電車にご乗車いただいた後にこちらのつり革を掴んでいただき、目的地に向かってもらいます。た~だ~し?!目的地までもしかしたらハプニングがあるかもしれません!!絶対に動かないでください!動いた場合、途中下車してもらうことになりますのでご注意ください。」
ディ○ニーのキャストばりに演技に拍車がかかっている。本物のエンターテイナーだ。た~だ~し?!が本当に腹立つ。
今回は参加人数が多いため、どうやらこのゲームを何セットかやるらしい。
2セット目以降の客は1セット目のステージを見ながらフロアで待つ、というスタイルだ。
そして早速1セット目の僕達が呼ばれた。
ステージに上がって、つり革をつかむ。
僕らはつり革をつかんで、みんな目の前を見ている。
1セット目に参加する男が全員ステージに並んだところで司会者が喋った。
「はい!それでは全員ご乗車いただきましたね!それでは、出発ちんこう~~~!」
電車のガタンゴトン・・・という音がBGMで流れ始めた。司会者の小ネタを挟みながらも電車は発車したみたいだ。
この状態でいつまで待つんだろう・・・。
すると、突然「電車でGO!」のテーマ曲に変わり、派手な照明に変わった。
司会者が喋り出した。
「おーっと!!何とこの駅で痴女軍団が大量に乗ってきましたよ!皆さんいいですね?!どんな目にあっても絶対に動かないで下さい!」
痴女軍団というパワーワードを僕は初めて聞いた。
その痴女軍団と呼ばれる女性達がステージに現れたと同時に幕が閉じた。
フロアからステージは見えない状況になった。 僕達が何をされているかはステージにいる人にしかわからない。
痴女軍団は男性一人に対して一人ずつ付いた。
僕を担当してくれた女性は、僕の背後から腰とか肩を触ってきた。
リトルけいたらへんには触れず、じらしてくる。
担当してくれた女性は僕の耳元でこう囁く。
「こんなことされるって・・・わかっててこの電車に乗ってきたんでしょう・・・?この変態!」
すみません・・・。
僕は怯えてその一言しか言えなかった。顔も見えない女性に攻められるのがこんなに怖いとは思っていなかったのだ。
その間、僕はつり革を掴んで冷静に前だけを見つめていた。
前の方には同じようにおじさんがつり革を掴んで立っており、そのおじさんは体をクネクネさせていて本当に嫌だった。
何なんだろう今のこの時間は。
そんな疑問を抱きながらも、女性がリトルけいたに触らないまま3分程が過ぎた。
すると、「電車でGO!」のBGMのテンポがいきなり速くなってきた。
司会の人の声の熱も上がる。
「さぁ~!!クライマックスになってまいりました!!!」
えっ?何が?!
「それではカウントダウンです!みなさんご一緒に!せーの!」
カウントダウン?!なんで?!
「3!!」
「2!!」
「1!!」
「オープン!!」
オープン?!
オープンという掛け声とともに勢いよく幕が開いた。
そして幕が開くと同時に、痴女軍団の手によって僕達のズボンとパンツが下ろされた。
え~~~?!
その後、ジャーン!!!!というドラの音が鳴ったと同時に痴女軍団が笑顔でポーズを決めた。
つり革を握ったまま下半身丸出しな僕達、フロアにいる客、全員笑った。
司会がこう言った。
「はい、拍手!!」
何に対しての拍手なのか全くわからなかったけど、みんなパラパラと拍手した。
まばらな拍手と視線を浴びながら僕達はステージを降りた。
まだ呼ばれていない客達の、「えっ次俺らこれやらされるの・・・?」というオーラがビンビン伝わってきた。
そしてまだ何かサービスあるだろう、と思っていたんだけど本当にこれで終わりだった。
僕は痴女軍団に見送られながら店を出た。
以上が僕の人生初風俗体験記だ。
この後はショックで漫画喫茶で一日中寝た。
試される大地、すすきの。 是非みなさんも戦いに行ってみてほしい。