ものまねグランプリのそっくりさんに出演した話

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地上波デビューしたよ。

 

 

 

バンドと育児以外の内容でブログを更新するのは久しぶりかもしれない。

 

 

今日放送された、 日テレの番組「ものまねグランプリ」で、 「トルネードそっくりSHOW」っていうコーナーがあったんだけど見たでしょうか。

芸能人の顔にそっくりの一般人が登場して、 似てるかどうかを審査員がジャッジするっていう趣旨のコーナーなんだけど、それに俺が出たよ。

俺が似ているのは中尾明慶さんという俳優の方なんだけど、 自分でもなかなか似てると思っている。

本物

 

 

偽物(ご本人からもコメントもらた)

 

(今思うとそんなに似てねーな)

 

 

中尾明慶さんは俺より一歳年上の32歳なので、俺は兄貴と呼んでいる。 俺の母親も中尾明慶さんのことをケイタのお兄ちゃんと呼んでいる。 だから以下より、中尾明慶さんのことを「兄貴」と書いていく。

今回のブログの話の流れは以下の通り。

 

 

 

・なんで応募したの? ・コロナ渦の中どうやってオーディションしたの? ・本番当日はどんな流れだったの? ・出演料のギャラの値段

 

 

 

 

【なんで応募したの?】

まずは応募した経緯から話そうと思う。

 

 

俺が兄貴に似ていると言われ始めたのは、 金八先生で兄貴が出演していた頃、俺の母親が初めに言い出した。

 

俺も最初は「えー、そうかなー」とか言って、まだピンと来てなかった。

 

 

その何年後かに、ウォーターボーイズが始まったんだけど、それに兄貴が出演してた。

その後、兄貴の知名度が上がるにつれ、 俺が兄貴に似てるという声が家族以外からも聞こえてきた。

 

 

幸い、兄貴がバリバリのイケメン枠ではなく、 「そこそこいい感じの俳優」の枠で居てくれたこともあって、 似てると言われても俺自身も肯定しやすかった。

 

 

高校生から20歳くらいにかけては、 合コンや街中でも初対面の人や知らない人からも似てるって言われることも増えた。

 

 

 

ここまで来ると、自分でも自覚し始めた。

 

 

当時ルーキーズってドラマがやってて、兄貴の役がモヒカン頭だった。

この時、周りからプッシュされたこともあり、 「笑っていいとも!」のそっくりさんに応募するために、俺も頭をモヒカンにした。

 

モヒカンにして、いいともに応募しようとしたら番組が放送終了した。辛い。

 

 

モヒカンにしてからは当時付き合ってた彼女から「今のお前の見た目じゃ性欲が沸かない」と言われフラれた。タモリっちを恨んだ。(逆恨み)

 

 

 

それからも定期的に似てるって言われてたんだけど、 バンドを始めてからはもっと言われるようになった。

 

 

そっくりさんに応募しようと思い始めたのはここ最近。

それが前回のフジテレビのそっくりさん番組に応募した話

 

書類審査は通過して、二次審査の実技?で落ちた。

死ぬほど緊張した。

同行してくれた嫁からは「こんなに土みたいな顔色している人は初めて」と言われた。

 

二次審査の実技では、 周りが一芸持ってる人は多い中、俺の特技は「ただ笑顔が中尾明慶に似てる」だけだ。

 

 

 

広いオーディション会場で、後ろで他の候補者が見てる静寂の空気の中、 俺は審査委員に向けて、ニチャァ・・・ッと笑顔を見せたら、その後番組から連絡は来なかった。張り倒すぞ。

 

 

 

もうオーディションは怖いからいいや・・・と落ち込んでいたが、 たまたま兄貴にそっくりな写真が撮れたので、 インスタに載せたら、兄貴本人から「似てる」とコメントが来た。冒頭に載せたやつね。

 

 

 

そこでやっぱ俺いけるんじゃない?って思って、 そっくりさんを募集している番組にかたっぱしから応募してみた。

 

 

応募してから一か月くらいが経ったころの8月10日、連絡が来た。 一次審査通過の連絡だった。

 

 

 

 

【コロナ渦の中どうやってオーディションしたの?】

今は俺自身、結婚しているし赤ちゃんもいる。 コロナ渦の中、感染は絶対に避けたい。

 

 

先方に不要不急の外出は出来ないことは伝えた。

 

 

先方的にも重要視しているようで、万全の体制で収録に臨むと答えてくれた。

まずそもそも、出演するかどうかも決まっていないので、 二日後にWEB会議システムでディレクターの方と面談することになった。

話の内容は主にこんな感じ。

・収録するとなったらスタジオに来てもらうけど平気? ・いつから似てるって言われた? ・自分でも似てるって思う?

大体10分くらいで終わった。

前髪あげてくださいの図

 

 

後は結果待ち。候補者全員の審査が終わったら出演可否の連絡をくれるとのことだ。

 

 

 

 

そして最初の連絡から14日後の8月24日、出演決定の連絡が来た。

 

その後担当プロデューサーから今後の流れについて連絡が来た。

 

 

 

衣装も指定された感じのものを持ってきてほしいとのことだった。

 

 

 

 

その後、郵送で出演同意書と出演料を振り込むための請求書が送られてきた。 すげー、芸能人みたい・・・!と感動した。

 

 

 

 

 

そして収録日前日の8月30日。 本番に向けて、嫁と一緒にイメトレ。(と言っても似てる表情を模索しただけ)

そこで衝撃の事実を嫁から聞かされる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っていうか今のケイタ・・・、ぶっちゃけそんな中尾明慶に似てないよ?

 

 

 

 

 

ほんまかいな。

 

 

 

ほんで今言うかいなそれ。

 

 

 

でも確かにピーク時に比べたら、 最近の俺って兄貴にそんなに似てないかもしれないって自分でも思ってた。自粛期間で体重は5キロも増えた

まぁ今でも周りから似てるって言われるし、ちょっとは似てるはず。 いや・・・!だいぶ似てるはず。

 

 

 

 

狙うは優勝。 なんたって優勝賞金が出るんだ。

 

しかもある程度、「似ている」というジャッジを獲得すると、優勝賞金とは別に小入り袋か大入り袋が貰える。

簡単にある程度のジャッジの範囲は超えるだろう。狙うは大入り袋と賞金のみ。

 

 

大丈夫、俺なら行ける。

 

 

 

 

芸能人は美容が命なので早めに寝た。 3年ぶりくらいに顔パックもした。芸能人だからね。

 

 

 

 

 

 

ちなみに収録日は8月31日で月曜日。 ゴリッゴリの平日なので、仕事は有給使った。 有給消化の申請理由は「私用のため」。

私用すぎる。

 

 

 

 

 

 

【本番当日はどんな流れだったの?】

めっちゃ早かった。

朝6時に家を出た。

嫁と息子(生後3か月)の書き置きを見つけて和んだ。

 

朝8時に収録スタジオ集合だった。

 

 

コロナ対策も超バッチリだった。

スタジオの入り口でサーモグラフィーでチェックした後、 ハンドガンタイプ?の体温計で体温チェック。 定期的な消毒と換気もして、席もソーシャルディスタンス。

 

 

控室にそっくりさんの出演者が待機し、順番にメイク室へ案内されていった。

 

メイクさんはめっちゃかわいかった。(重要)

人生で初めてガチのメイクしてもらって楽しかった。

 

 

 

ひげの剃り残しやほうれい線が消えた。すげえ。

メイクさんはめっちゃかわいかった。(重要)

 

 

 

 

 

そっくりさん一般参加者全員のメイクが終わった後はリハ。

 

「合図があったら台に上がって仮面を顔に付けて台が一周回るのを待ってください」的な。

本番と同じように表情を作りながら台がまわったんだけど、 緊張で表情が硬すぎて5回くらい撮り直した。 笑顔のやり方忘れて男梅みたいな顔になってたと思う。

 

 

リハは30分くらいで終わった。

 

 

 

 

 

 

 

お昼はお弁当とお茶が出た。

 

 

 

ロケ弁みたいで芸能人っぽくてうれしかった。

 

 

ここからがめちゃくちゃ地獄だったんだけど、本番に向けたメイク直しまでの約4時間の空き時間、ひたすら待機だった。

 

 

 

やることがマジでない。めちゃ暇。

 

俺自身のコミュ力が終わっているので他の方に話しかけることなく、ずっとPrimeVideo見てた。 みんなと写真撮りたかった・・・。

 

 

そしてやっと夕方になり、自分が持ってる暇つぶし道具の充電が全て無くなり、自分の手の爪をひたすら見ていたところ、メイク直しの時間になった。

 

 

 

 

 

メイクさん(かわいい)に「いや~本当に似てますね~、男性陣の中で一番似てますよ~。」と言われる。嘘だとしてもうれしい。

いや、この頃の俺は嘘だと思ってなかったな。

なぜならメイクさん(かわいい)に、とてもいい感じの見た目にしてもらったから俺も似てる自信があった。

 

 

その後、舞台袖で待っていたら、丸山桂里奈のそっくりさんの方から話しかけていただいた。

すごくいい人で、気分良く会話させてもらった。

今回そっくりさんの出演者の女性陣はみんな普通の会社員らしい、というのも教えてもらった。

 

ちなみにこの方は、審査員満場一致で「似てる」だった。

 

すごい良い人だし、実際似てるから俺もうれしかった。 大阪から来たらしい。 話しかけてくれてありがとうございました。

 

 

しょこたんに似てる方とも、友近さんに似てる方とも一言二言話したが、みんないい人だった。

似てるって言ってくれてうれしかった。

 

そしていよいよ俺の出番となった。

 

 

 

大丈夫、俺は似てる。

 

周りから散々似てるって言われただろ、と思いながら台に上がる。

 

 

 

 

 

 

そして男梅スマイル披露しながら台が回り終わり、結果が発表される。

 

 

 

 

 

 

 

果たして満点行ったか・・・! それとも5人中4人くらいかな・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果発表ーーー!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5人中1人

 

 

 

 

 

 

さすがに頭真っ白になった。

 

 

 

矢田亜希子さんだけが似てると言ってくれた。好きになった。

 

 

 

 

関根勤さんから「表情作りすぎ」と言われた。

 

 

 

ネプチューンのみんなは優しかった。

 

 

 

しかし俺は関根勤を許さない。(逆恨み)

ショボくれながら台から降りた後、 ディレクターの方に、 「ごめんなさい~~!私の指示が悪かったですね・・・。似てるのに・・・。」 と気を使っていただいた。なんていい人なんや・・・。

 

 

そして最後に偉いっぽい感じの人から「以上で出番終了です!長いお時間いただきありがとうございました!」と言われた。

 

全ての日本語を瞬時に失った俺は「あっ・・・ぁざ・・した・・」とfontsize="1"の声のボリュームでお礼を言って逃げるように帰った。

恥ずかしかったからすぐにその場から消えた。

 

 

 

満点楽勝だとマジで思ってたから死ぬほど恥ずかしかった。

 

 

 

朝8時に収録スタジオに着いて、終わったのは18時。 出番はわずか1分で残りはほぼ待機時間。 このわずかたった1分、素人のよくわからない一般人の男のためにディレクターやプロデューサーやメイクさん、カメラさん、舞台さんなど色んな人が時間をかけてくれた。

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

そして放送日となる本日9月29日。

無事オンエアされた。 カットもされなかった。

まさか5人中1人からしか似てると言われないなんて思いもしてない男が自信満々で台の上で回ってショックを受ける映像が流れていた。

 

 

 

これって「世界の衝撃映像100」だっけ?

 

 

でも、いい話のネタが出来たと思おう・・・。

 

だけど絶対もう自分から「俺は中尾明慶さんに似てる」なんて今後言わない。

 

 

 

【出演料のギャラの値段っていくらだったの?】

今回の場合、 「似ている」のジャッジが5人中1人だったから小入り袋と大入り袋も貰えなかったら、 この袋の金額はわからないけど、これとは別で出演料が出るらしい。

らしい、というのはまだ振り込まれていないからだ。

 

なのでクソまとめサイトみたいな感じで締めるなら、

ものまね番組の出演料の金額を調査した結果、良くわかりませんでした。

という感じにする。辛い。

 

 

もしこの後ギャラが振り込まれたら、 今後ライブのMCとかで来てくれたみんなにだけこっそり言うよ多分。

 

 

まぁそもそもテレビに出たい人ってそもそもお金じゃないんだろうな。 少なくとも俺はそうや。 自慢になるし、話のネタになるからね。

 

 

 

芸能人ってすごい。

 

「折れない心」と「実力」と「空気を読めるスキル」がないと上に行けない職業だと感じた。 ただただ尊敬しかない。 サラリーマンの方が全然楽や。

 

 

何物でもない俺が、何者かになれそうでなれなかった貴重な経験が出来た。

 

 

 

以上、長くなってごめんよ。

 

 

 

 

 

 

 

俺の次の夢は、中尾明慶さんのYoutubeチャンネルに出演することです。(懲りてない)

 

(似てねーな)